熱い男を目指して

「熱さ」の魅力を探究する徒然なるブログです

社会人

だいぶ前になるが、社会人になった時、とてもカルチャーショックを受けた事を覚えている。

 

まず、仕事は教えてもらえなかった(当時は完全に、私の主観のみで、相手を思う余裕は無かった)

マニュアルは無いし、質問しただけで怒られる。

「袋小路」とは正にこの事だった。

とにかく訳わからず、考える毎日だった。

教えて貰いたいその幅は、個人個人の能力や感性で違うだろうし、一律には難しいのは今ならわかる。

 

時が経ち、教える立場になり、あんな思いはさせまいと、丁寧にリスクまで一つ一つ教えた。

 

ただ、ある事に気づく。

とても遅すぎたが、教えられた相手が、考える事に慣れておらず、応用が利かなくなっていた。

 

これらの流れを他人のせいにするのは良く無いのは承知だが、本当に自分だけの問題なのだろうか?

 

子供や学校時代に、テストの点数の取り方だけ覚え、何も無いところから答えを絞ったり、3通りどれでも良いという答えがあるうちの、どれかを根拠をつけて選ぶと言ったような、自己責任の思考の時間を与えられた記憶が殆ど無かった。

 

社会人になったから、急に「当然でしょ」の前に、何か大切なことが欠けている気がするのだ。

 

ある時、気づいた事がある。

プロ野球選手とJリーガーの新人のコメントの受け答えのレベルの違いだった。

答えは敢えて言わないが、最初の研修内容と期間の違いに相関していた。

 

脈々と受け継がれている学校教育の中で、もう少し、自然にプロ意識を持てて、スタート良く生きる為に必要な事を学べる経験をさせて欲しいと今更ながらに思ったりする。