薄氷の上を渡れる人。
「薄氷」 その上を進むと、どこで割れて足を取られるかわからない。状況によっては、氷の下に吸い込まれる可能性もある。
どうしたら、一番高確率で渡れるのだろうか。まずは冷静な分析が必要だろう。
いつまでに渡らなければならないのか、氷面はどういう状況か、氷の厚さは、場所毎の違いは、今の気温は、その前の日の気温はなど、それを構成するもの、影響を与えるもの、そして、自分の適応力を含めて判断する必要がある。
ただ、最も必要なのは、慎重の中にある、思い切った覚悟であると思う。渡るという作業を実践するのに、重要な影響を与えるから。
考え過ぎて機を逸してしまったらそれこそ本末転倒であろう。
思ってすぐできるものではないので、普段から鍛えておく必要があると感じる。