プライドのコントロール
プライド
誇りを持つ事は重要で、自分や集団をそれを持つ事だけで、一括りに導いてくれる。そのような、素晴らしい側面がある。
しかしながら、諸刃の剣とでも言うのだろうか。変化が必要になるタイミングや時期には、これ以上ないくらい、害悪になる。
それは、固定観念を際立たせ、柔軟な発想を生む要素や機会を失わせてしまうからなのだろう。自らの再生の要素の芽を、自らで摘んでしまうのだ。
最初、プライドは捨てるべきと考えた。しかしながら、捨てる事など実は難しい。不可能と言っていいのかなと思う時さえある。捨てきれないので、結果は想像した通りになる。
そこでずっと考えていたところ、ある発想を閃いた。捨てずに、片隅に置いてしまっておくという考え方はどうなのだろうと。
変化が必要な時、周囲からのシグナルはどこかで必ずある。その時に、有り難いアドバイスを受ける事がある。そうなったら、必ず期間を決めて試すのだ。そして、冷静に過程と結果を観察する(ベクトルを追う)。
人は、最終的に利害で生きている。利を感じれば、頑なに思っていたプライドさえも、小さく感じるものである。
結果的に、プライドに左右されず最適な方法を導き出せると感じている。